2008年11月20日

「おくりびと」

08.11.19-1.jpg  友人に勧められていたこともあって,日程が空いた昨日,ネットで席を予約し映画館に座る。何と左右,いやほとんどの席が中高年の女性ばかり。水曜日はレディースデイとかで,女性は安く入場できる日だった。
 途中で,自分の涙腺がヤバクなっているなあとは思っていたが,主人公がテェロを弾きだしたころ(どうも演奏は古川展生だったみたい),「あっ,アヴェマリアだ。」と気づいたとたんに涙が止まらなくなってしまった。ついにポケットからハンカチを出す。
 納棺夫(師)の仕事が汚らわしいものから,厳粛なものに変わっていく。親族と亡くなった人との様々な人間模様の中で,まさに懺悔と感謝で涙する。
 父と母の納棺を思い出すが,実は名古屋刑務所教育課長時代,たった1年だったけれど,この仕事をした。刑務所内で受刑者が亡くなると,遺体の処置を終えたら医務から電話がある。そこで課員と一緒に病舎に赴いて,納棺して遺体を霊安室に運び,棺前教誡と称する葬儀をした。それが教育課の仕事だった。わずか1年だったけれど10数回行ったように覚えている。いつもお願いする大谷派の教誨師さんの都合がつかず,他の宗派の教誨師さんにお願いした時,七條袈娑で執行された。「これが七條袈娑なのだ。」と驚いたことも思い出す。
posted by ゴエンさん at 07:42| Comment(0) | 日記
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