2008年06月30日

3年前の今日

08.6.20-2.jpg   空梅雨かと思っていたら,今度は大雨注意報が出た。
 3年前の今日,僕は少年院を退職した。いただいた花束をバケツに入れて後部座席に積んで,雨の名神・北陸道を敦賀に向かって走っていた。第二の人生に胸ふくらますとはほど遠い,心境だった。その花を最初の仏華に使った。
 この3年間。一口で言えば,ホントに幸せな3年間だった。生活環境は一変したが,門徒さん方の優しさに囲まれ,仏法聴聞が毎日の仕事になった。この3年間に大事な先生方を亡くしたが,新しい得難い友人,何人かの出会いもあった。寺のことをまるで知らない僕は,皆さんに教えられ,模索しながら今日まで来た。
 今朝から目覚ましを4時に設定しなおした。7月初めにある会に備え,早起きすることにしたのだ。そういう場が与えられ,それに取り組んでいけることが嬉しい。来月は,そのほかに社会を明るくする運動で,大阪豊中と福井に招かれている。
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2008年06月29日

石仏は洞窟に限る。

08.6.28.jpg  ある門徒さんに「ガンダーラ展に行ったのか?」と声をかけられる。「えっ,そんなものやっているの?」に,「連日,新聞で大騒ぎしとるのに知らんのか。」と言われる。僕の読んでいる新聞では法隆寺展は載っているけどと,ネットを検索する。静岡,福岡に次いで福井でこの展覧会が開かれていることを知る。
 その門徒さんと福井に走る。ナビに案内されていくと何やら奇妙な建物に到着する。これが美術館だった。
 展示を見ていくうちに,日本がガンダーラ石仏の世界有数の保有国だと知る。いわゆる新興宗教といわれる宗教団体や著名な画家の財団などが所有している。そしてバーミヤン遺跡が写真パネルで紹介されている。
 展示を見ながら2年前のシルクロードを旅行したことを思い出す。そして,石仏は洞窟に限ると何故か思った。ポケットに念珠を忍び込ませたのだけれど,ここの石仏は拝むものではない,鑑賞するものだと思った。
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2008年06月28日

ドラム缶到着

08.6.27-3.jpg  鉄工所経営の門徒さんに,ドラム缶のフタを開けることをお願いしていたが,「出来ましたよ。染浄もしておきました。」とドラム缶が届けられる。見ると,切り取ったところをサンダーでキレイに削ってある。
 油分が浮くかどうか確かめようと,試しに水を張ってみる。何と夕方には結構温かくなっているではないか。これなら,少し下で火を焚けば充分入れる。後は薪の確保か。キャンプファイヤー用の薪とは違って,小寸のものがいるな。
 
 今,ガススタンドでお礼を言うと,「下から火を焚かんでも,蛇口からホースでお湯入れたらいいんや。」に目からウロコ。自分の頭の中のドラム缶風呂のイメージに固執していて,下から火を焚くものと決めてかかっていた。
 家は温水ボイラーだから,風呂と台所に温水を使っている。それを,そのまま使えばいいんだ。こんな簡単なことに気づかない。
 
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2008年06月27日

おかげ様で30号

08.6.26-1.jpg  寺報『高雲寺だより』が7月号で30号を迎える。平成18年2月に住職修習に行って住職就任した旨のお知らせを記載し,裏面に掲示板の法語を解説した。以来,毎月,月初めに発行している。(今は,同朋新聞の配達に合せ,月末に翌月号を印刷している。)表面にニュースやお知らせを。前月のトピックとなることを写真で紹介し,裏面がいわゆる聞法のページ。創刊以来その編集方針を踏襲している。門徒さんの中には,毎月それをファイルに保管してくださっている方もある。ホントに有り難い。
 でも,聞法のページを表に,お知らせは小さくするのが本来の寺報の役割だと思っている。僕が頂戴する,知っている寺報のほとんどは,そうなっている。出身の寺の『こころ』,亡くなったM先生の『一本道』,そしてN先生の『響流』,Fさんの『げれん』,みなそう編集されている。いつかは,うちの寺報もそうしたい。
 寺報ひとつをとっても,自分の立ち位置が顕われるもの。寺の役割は「聞法の道場」と言うは簡単だけれど,本当にそうなるのは大変。既存のものを崩さねばならぬ。
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2008年06月26日

長舌

08.6.23-1.jpg  僕たち僧侶や教員は,語ることが大好きな人が多いような気がする。前職が教官で今は生臭坊主の僕なんかその筆頭だろうな。だが,人の話を聞きたがらない。イヤ,人のお話が苦痛で,思わぬ長舌にあうとウンザリして,心の中で耳にフタする。
 集会指導では,その座を発展させる発言をとても大事にした。建設的だったり,内面的だったりするが,それらの場を深める発言を引き出すことが指導者のガイドなのだ。
 でも,最近かかわる法座ではなかなかうまくいかないことが多い。ひと言で言えば,共通の広場に立つ,共感し合う雰囲気に欠けるような気がする。友や仲間を求めているようで,その実,自分の思いや了解を語ることだけに集中してしまう。座談が発表会になってしまって,あんなにも沢山しゃべったのに,まだしゃべり足りない感じで,不快な思いを抱きながら帰る。この虚しさ何とかならんか。
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2008年06月25日

虚妄不実なり。

08.6.20-1.jpg  彦根へ行くのは,いつもは8号線から湖岸道路に出て松原橋から右手に彦根城を見て走る。信号が少なくて燃費もいい。でも,いつも同じ道もつまらんと365号を走ってみる。イヤになるほど長い赤信号のトンネルを通る。ナビで見ると5キロほど近道のようだ。そしてトラックがいないのもラク。
 昨日は,大慶喜心について「凡心の上に仮令に慶ぶとおもうとも皆虚妄不実なり。」という言葉に出会う。お念仏に出会って喜んでいる姿を「ちょっと違う。こんなんではない。」と思っていたとおっしゃる。フワフワと調子こいている自分がバッサリ。
 そして,「真実の回復とは,これまでのしきたり,秩序を壊すもの。」とも。しがらみやしきたりを不満に思いながら,その実,そのぬるま湯にぬくぬくと浸かっている自分。
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2008年06月24日

ドラム缶風呂!

08.6.23-2.jpg  今年も8月にキャンピズという学生ボランティアが2回やってくる。その内,後半に小学生を連れてやってくるグループの代表と下相談する。ドラム缶風呂のアイディアに驚く。早速知り合いのガソリンスタンドに駆け込んでドラム缶を譲り受ける話をしたり,鉄工所経営の門徒さんに電話してフタを開けることを頼んだり。確かに,この寺の弱点の一つは風呂なんだ。家庭用の風呂しかない。去年までは,女性スタッフのみシャワーを浴びてもらって,男性陣は散水用のホースで水浴びしてもらっていたから。
 それに二日目の地元小学生との交流のバーベキューでは,畑の野菜を収穫するところから,体験させたいという。これも門徒のばあちゃんに頼んで,畑で実際に収穫させてもらえないか頼む。
 学生たちに触発されて,あちこち走り回ったり,電話しまくったり,僕は結構イベント大好き人間なのだ。
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2008年06月23日

お賽銭

08.6.21-2.jpg  お賽銭箱の位置が気になりだしたのは,僕が住職という立場をいただいて,当事者となったからこそ考えるのだろう。
 本堂に上がるとまず最初に,このお賽銭箱が目に入る。門徒さんはまずお賽銭を上げてご本尊に合掌する。そして,好きな参詣席に座る。僕の入寺前からこの位置に賽銭箱がある。参詣される人は必ず,まずお賽銭を上げる。この場所に賽銭箱があるのは少数派だろうと思うけれど。
 そして,法要で焼香する時には,香炉の横にお金を置くこともこの寺の習慣か。中にはあらかじめ紙に包んで準備している人もある。ある人から聞いたが,近隣の浄土宗の寺の「めあかし(?)」の影響ではないかという。
 吉崎別院では,休憩のたびに,棒の先についた籠を世話方らしき方が持って回る。
 賽銭箱がどこにあるのか。寺によって随分違う。
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2008年06月22日

ガソリン代

08.6.21-6.jpg  先日,車検に出したらスタッフから「よう走ってますね。」と言われ,ファンベルトなど走行キロで更新しなければならない部品を交換。タイヤはこの冬に冬タイヤに履き替えるまでにしてくださいと。つまり来春には新品を購入しなければならん訳だ。
 35ヶ月で5万9千キロ走ったことになる。月平均1,685キロ。燃費はリッター14キロ程度だから,月平均120Lのガソリンを消費したことになる。
 120Lを今の値段172円とすると,月2万円。高速もあまり使っていないが1万円ぐらい。これからも,交通費に毎月3万円はいるという勘定になる。年金の2割が交通費。つらいが仕方ないとも思う。
 「いっつもオラン。」と言われているけれど,今,出かけるのはほとんどが法座だ。(ムロンそればかりでもないが。)過疎の地にいれば,外出にはコストがかかる。彦根が70キロ,福井だって50キロ。敦賀市内でも15キロを往復することになる。
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2008年06月21日

梅雨入り

08.6.21-1.jpg  梅雨に入って,まず第一は,境内の草との競争だろうな。一雨で,あっという間に境内が緑色になる。入寺前は除草剤がまかれていたと思う。倉庫に噴霧器もある。「除草剤をまけよ。」とも言われた。「ううん。ちゃんと草むしりします。」と言った手前,草ボウボウにしておくことも出来ない。屈み込む姿勢を続けると,脚が痛くなってしまう。年のせいだと思うが,この村のばあちゃんたち,いつもキレイにしている。家の回りはもちろん,畑も。いつもすごいなあと思う。
 昨日も長浜へ。五時の教判のところで,知らぬ間に居眠り。ちょっとお疲れか。「なぜ念仏なのか」の講題に,機の深信が真宗のいのちですと教えられた。およそ人間であれば,すべて凡夫です。だから「共に」という仏道が成り立つのです,と力を込めて話された。
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2008年06月20日

網戸増設

08.6.17.jpg  先日の婦人会総会で網戸を増設することが決まって,早速工事が始まった。これで合計全部で7枚だ。今年の夏も大阪の学生ボランティア・グループのキャンピズがまた泊まりに来てくれる。本堂で沢山の人が寝るのに大助かり。嬉しいプレゼントだ。
 昨日から北陸地方も梅雨入りらしい。暑くてムシムシ,湿度が高いのがわかる。少し動くだけでべっとり汗をかく。肝心の雨が降らないから,花壇には水をあげなきゃならない。
 本堂に座ると,先日活けた花がしおれている。たった3日しかもたない。花を抜いて,ハランだけ残す。
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2008年06月19日

追弔会

08.6.18.jpg  昨年,突然亡くなったT先生の追弔会に参加する。僕は得度を受けて以降に知己を得た先生だから,一番の新参者。でも,その仲間に入れていただけることが嬉しくて,2時間に1本しかないバスに,そして特急,普通,タクシーを乗り継いで行った。乗り継ぎのタイミングが悪く,1時間以上も前に到着してしまう。
 お勤めの後,お薄が準備されていたので,「僕がたてます。」と買って出て久しぶりにお茶をたてる。20杯近くたてたけれど,途中で足がしびれて冷や汗が。でも,こういう形でも仲間に入れていただいたことの嬉しさを表現できたことがよかった。
 「しらさぎ」って案外本数が少ない。時間はわずかなのに,遠く感じる。敦賀はヤハリ関西圏なのかな。
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2008年06月18日

「先生」!!

08.6.13-3.jpg  先日,ある人とのおしゃべりで僕は「先生と呼ばれる仕事を何十年もしてきたから,先生と言われても抵抗がない。」などと言った。それに対し「先生と呼べる人は一人ぐらいしかいない。」と。この方は「先生」という言葉を大事にしていおられると思った。
 だが,昨晩の勉強会で,参加者の一人から「先生」と言われ,思わずムカッとする。同じ学習する仲間の立場なのに,なぜ僕に「先生」と言うのか。そして,その言葉に続く「ニヤッと笑う笑顔を「何だろう」と思ってしまう。「その笑顔の意味は何ですか?」と言いたくなるのを必死の思いでこらえる。その人に「先生」と呼ばせる雰囲気を僕が発していたのか。
 「先生」を尊敬の意味をもって使う人もいれば,そうでない人もいる。「先生」と言われ,何ともいえない不快な思いにかられた。
 「師」が並んでいるポスターもある。
 
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2008年06月17日

ハランの真

08.6.17-2.jpg  温かくなって途端に花持ちが悪くなる。酢を水に混ぜることもしているが,肝心の花が持たない。ハランだけが頑張っていてくれる。昨年も夏にハランばかりの仏華に挑戦したが,門徒さんから畑のゴテイチャ(赤い花)を切ってもいいよと言われたので,それも活ける。枯れた花だけを入れ替えてハランを残すやり方を考えついた。
 昨年はハランを多く使ったが,今年は爽やかさを試みたつもり。
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諂(へつら)う

08.6.13-1.jpg  昨日,偶然にも2つの法座で,「諂(へつら)う」の言葉が出てきた。嫌な言葉だ。自分の保身のために,相手に受け入れてもらうためにそういう言動をする。背景には,相手を「賢を嫉み善を謗る」人間だと軽蔑していることになる。慇懃(いんぎん)無礼という言葉もある。懸命に人に向き合うと傷だらけになるのか。この世は,仮か偽しかないのか。真実なるものにあこがれるけれど,恋すれば恋するほど遠くに逃げて行く。
 ノートを見ると「仏法に諂う。」とある。その前の行には,寺門の相続と書いてある。うーん。
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2008年06月15日

マイ・ブーム

08.6.4-2.jpg  昨日は友人の寺の永代経にお参りさせていただいた。仏法に,師に出会えた人の口調には,何か突き抜けた感性みたいなものを感じる。生きる軸足が定まっている。当然僕より年下だが,あこがれる。
 その寺に行く前に,「ちりとてちん」の掲示板に少しコメントを投稿する。投稿するのは初めてだったが,ドラマが続いていた間から読んでいた。ドラマ賛美のコメントが多い中で,それに乗れない人(ムロン僕ではない)もあることをファンにも知ってもらいたいと思ったのだ。
 土・日は更新がないから,月曜日に仮に更新されても,沢山のコメントに埋もれてしまうだろうと予想していた。それなのに,何と更新されているではないか。そして,バッチリ僕のコメントも掲載されている。
 明日の午前は福井,午後と夜は彦根だ。車検整備を済ませた愛車ロシナンテで駆け回る。
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2008年06月14日

またやってしまった

08.6.13-2.jpg  昨日は一日何も予定がなかった。久しぶりに家事をと思い,洗濯,草むしりに炊事。いただいた大根で得意のブリ大根に挑戦。味見をした時までは順調だった。「少し甘いか。」と醤油をつぎ足して煮直したのだが,そのまま,ほか事して忘れてしまったのだ。
 しまったと台所に飛び込んだ時は既に遅し。ああ残念。
 このごろ,物忘れが多い。先日は,ある会で隣り合わせになった先生とお互いに物忘れが多いとこぼしあう。年齢相応か。でも,「今が本番」がウリなのに,情けない。
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2008年06月13日

履歴書を書く

08.6.12-2.jpg  ある団体から,講師紹介に使うから写真とプロフィールを送ってほしいと依頼を受け,投函して戻ったら,今度は別口から履歴書の用紙が添付されたメールを受信する。
 書き込む作業をしながら,前回書いたのは「そうだ,この寺に入寺を願った時だった。」ことを思い出す。あの時は,懸命だった。何としても門徒さん方に自分を気に入ってほしいと思って書いた。
 それにしても,「業績」欄に困ってしまう。研究業績なんて何もない。あるのは因業ばかり。似つかわしくない所へ出す履歴書だなあと今更のように思う。そして過去を振り返ることのしんどさを味わう。「自分の今は,これまでの自分で見せる。」当たり前のことをヘンに納得する。「これまでの自分とは違う。」と思ってもせんないこと。
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2008年06月12日

善を謗りて

08.6.11-1.jpg  今が旬のキャベツ,じゃがいも,玉ネギでかき上げに挑戦。ちょっと温度が低すぎたのか,大きすぎたのかダンゴのようになった。だが,充分食べられる。
 最近,『大経』の「賢を嫉(そね)み,善を謗(そし)りて」の言葉が気になっている。この言葉を目にした瞬間,「これは少年院の生徒みたいだ。」と思った。確かに,善意あふれる人や正義をふりかざす人を生徒たちは敬遠していた。
 でも,残念なことに,その根性そのままが自分の中に巣食っている。
 身近に自分より賢い人がいるって,かなわんと思う。仲のよい家族を見ると,ホンマやろかと思う。これって,新聞記事をにぎわしている犯人と一緒。まずは,自分だけが第一という自己肥大感を抱えて暮らす。
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2008年06月11日

大事にされる

08.6.11-2.jpg  購入した軽四が3年を迎えるので,車検に出す。お願いしていた代車を見てビックリ。新車だ。試乗車の札が後部座席にある。そしてガソリンも満タン。何だかディラーに僕が大事にされているような気がして嬉しくなる。 
 友人によると,それはディラーの戦略だという。代車で新車を試乗してもらうことで,新しい車の魅力を実感させ乗り換えの欲を促し,併せてお客様は上客ですよとのメッセージなのだという。
 昨日の新聞記事「それでも,人が足りないから来いと電話が来る。俺(おれ)が必要だから,じゃなくて,人が足りないから。誰が行くかよ。」
 このどうしょうもない自己肥大感。自尊感情に欠け,自分のことを大っ嫌いな少年たちを沢山見てきた。
 でも,大事にされたり,褒められたり,必要と言われたり,当てにされることって,知らぬ間に「価値ある自分」を追い求めるようになる。モットモットと際限なく名利の太山に迷惑するようになる。ヒトゴトではない。
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2008年06月10日

日常に戻る

08.6.8.jpg  8,9日と金沢へ。梶丸先生の通夜・葬儀に参列する。沢山のお参りと法中の多さに驚く。そして,旧友の何人かに会い,おしゃべりする。沢山の方々が,色合いは違っても皆,梶丸先生への思いを抱いてお参りされているなあと感じる。友人のひと言「義理で参っている人なんて一人もおらん。」と。
 昨晩は,婦人会の新旧役員の引継ぎ会。今日は,本堂の網戸の採寸もあるし,車検に車を持っていかなきゃならない。日常に戻らねば。
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2008年06月06日

念仏者は無碍の一道

08.6.5-1.jpg  昨日の朝,松本梶丸先生の訃報に接する。
 20年前,金沢への赴任が決まった時,高原先生から訪ねなさいと紹介された。お会いして,いっぺんに好きになり,当時既に40歳を過ぎていたけど仏青に入れていただき,Mさん宅での輪読会でも気さくに出てきてくださって,おしゃべりしてくださった。その時出来た法友との交際が今も続いている。
 毎年の大晦日,囲炉裏端でお酒を頂戴して,除夜の鐘の後のお勤めと法話が楽しみだった。東京に勤務していた時は飛行機で往復してその仲間に入れていただいた。
 僕がクラシックを好きになったのは,先生の影響だと思う。おしゃべりの中に出てくるCDを,すぐに買って聴いた。
 僕が3年前に入寺したとき,お祝いに輪袈裟を贈っていただいた。今も使わせていただいています。
 この書は,いよいよ,金沢から出なければいけない時,先生におねだりして書いていただいた二幅のうちの一つ。
 これまでのお育て,有り難うございました。僕は,また大事な先生を亡くした。
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2008年06月05日

今が本番

08.6.4-1.jpg  石垣の間から出てきて咲いた草花。何という花か?
 
 先日行った同期生の集まりで会った方からメールを頂戴する。退職して得度を受けて入寺したというから,厭世的になっているのかと思ったらそうではなかったとある。
 そうか,得度とか入寺とかいうと一般的には出家して世捨て人のように生きるイメージなのか。余生をそんな風に送るのもいいかと思われていたようだ。
 まるで違う。衣を着ているけど娑婆のど真ん中をウロウロしている。愛欲と名利に惑わされて,いやどっぷり浸かって生きている。余生を世捨てどころか,今が本番と思っている。63歳にして意欲マンマンで生きている,と返信した。
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2008年06月04日

同朋唱和勤行集

08.6.3-1.jpg  婦人会の皆さんには自費で購入していただいたが,寺の常備としても購入してほしいとお願いした。先日の役員会でOKが出て,早速入手する。今年の報恩講から使わしていただく。
 
 ある私立大学の教授から,来年度の夏季集中講義に出講しないかとの打診があった。嬉しかったが,今更,更生保護や矯正を講義するのは自信がないとお断りした。断ることで,自分の軸足が定まったような気持ちもある。
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2008年06月03日

言葉のアクセント

08.5.19-2.jpg  久しぶりに生まれ育った飛騨高山に電話する。応対に出た姪の言葉のニュアンスが懐かしい。飛騨高山は山奥のわりに天領だったり,京都との交通もあって,方言といわれるものは少ないが,独特のアクセントがある。もう,僕は飛騨弁を使うことは出来なくなってしまっている。そりゃそうだ,18歳で旅に出て,60歳で敦賀にたどりついた。
 朝一番にメールチェックするのが日課。迷惑メールを削除するサービスのお陰で,削除作業も随分楽になった。今朝は,ネット通販の会社から,ご注文のDVDを発送しましたとある。楽しみだ。
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2008年06月02日

ナメクジ

08.6.1-1.jpg  朝顔を食い荒らす,やはり犯人はナメクジだった。灰皿にビールを入れていたら,このとおり。
 
 昨晩は,役員会。総代が一人入れ替わったので,その顔合わせも兼ねて,ちょっとお酒も。剪定作業の日取りを決めるなどしていただく。その内,眠くなって,総代を放り出して眠ってしまう。いつも,こんなだらしない調子だ。
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2008年06月01日

功成り名遂げ

08.5.31.jpg  懐かしさが先に立って,逡巡する気持ちを抑えて同期会に出席する。前の職場の業界ではチョッピリ有名で,功成り名遂げた人たちばかりなのだけれど,全員が退職しているから多少の失礼も省みないで会話を楽しみ,酒を呑む。
  近況紹介で,多くの人が定年のことを「卒業」と語っていたが,そういう場所へ「中退」者が混じることの居心地の悪さも当然か。
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