2008年01月30日

血圧計買い直し

08.1.30.jpg  高血圧症で定期的に診察に行っているが,医者に測ってもらうと,家で測った数値より,随分低い。「投薬効果が出ていますね。後は節制だけですね。」などと言われ拍子抜けの気分になる。
 どうも血圧計が古くて異常に高い数値が出るのではないかと思い,買い直すこととする。測ってみると,ナルホド医者で測った時の数値に近い数値が出ている。何と今はデーターが保存されたり,平均値を出すなどの機能もついている。これまでの計測って何だったのか。
 狂った計器で計測して,一喜一憂していたなんて,自分らしい。当てにならぬモノサシにこだわる僕の生き方そのものだ。
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2008年01月28日

芽を出す

08.1.10-1.jpg  チューリップって,大寒に芽を出すのかと驚く。昨年の秋に球根を植えたのだけれど,春先に芽を出すものと思っていた。いや,先日来,暖冬と言われていたから,勘違いして芽吹いたとしたら大変。これからもっともっと寒くなるし,雪も降るだろう。大丈夫だろうか。
 いつものMばあちゃん。この間の雪で菊菜が茶色く雪焼けしてしまったと嘆かれるのを聞いた。白菜なんかは雪に埋もれても大丈夫だとのこと。田圃は雪が積もらないと害虫などが死なないから困るという。天候は基本的にはお天道様次第。人間の都合本意にはならぬもの。
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2008年01月27日

汝の不信にあらずや

biwako.jpg  今日は,先生の三回忌法要だった。高速道の料金をケチって湖岸道路を走る。彦根市内に入ったとたんに渋滞に。あやうく遅刻しそうになる。そして,多数の僧分と満堂の参詣者でお勤め。何ともいえない空気を感じる。
 いつかは僕の寺もこうしたいなあと思う。出身の寺がやはり心のどこかで自分の寺の運営のモデルにしている。
 講話は,清沢満之の「絶対他力の大道」から。先生がお話になったのを,講師が思い出されながら話される。僕も覚えていたので懐かしさも感じながら聴く。「請うなかれ,求むるなかれ,汝,なんの不足かある。もし不足ありと思わば,これ汝の不信にあらずや。」から。特に,「これ汝の不信にあらずや。」を力を込めて話された。
 ジンジン胸に響く感触。そして,それを同じ本堂で多数の方々と一緒に聴くことの喜びみたいなものを感じる。
 「心の広場」を標榜されている寺だけれど,僕には「心のふるさと」だ。
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2008年01月25日

長兄逝く

08.1.25-1.jpg  案じていたが,それは予想外に早かった。片道7時間の嬉野温泉まで,この数日間に2往復した。83歳。早死にの兄弟の中で最も長命だったことになる。その次に長生きしているのが何と末子の僕。62歳なのに。母は7人の子を産んだ。その内,僕を含めて5人が僕の知る人。付き合いはなかったが,血を分けた長兄で,しかも顔がよく似ていると言われ続けた人が亡くなった。随分,人を傷つけ苦しませた長兄であったが,九州では,優しい人々に囲まれ愛されて,しかも惜しまれて天寿を全うした。見ず知らずの彼の人生がそこにあった。
 図らずも,義兄(姉の夫)や義姉(兄の妻)や甥,姪と九州の地で再会した。本願寺派の葬儀ではあったが,懸命に真似て精一杯声を出してきた。敦賀に帰ってみると,駐車場の車が雪に埋まっていた。
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2008年01月22日

全席禁煙

08.1.20-2.jpg  今回の旅で今更ながら喫煙族が締め出されていることを思い知らされる。新幹線のぞみには喫煙ルームなるものが付いていたが,その狭い喫煙スペースに僕のようなおっさんばかりが,ひたすらタバコを吸いにくる。二度と行く気になれない。乗り換えの特急も全席禁煙。駅構内の喫茶店も。
 これだけ排斥され忌み嫌われる喫煙者。タバコ吸いは,この世には住めない。そして,特急電車にまで女性専用車が出来ていることを知る。
 その他一般の生息域は狭くなる一方なのか。そのうち門徒専用車も出来るか。いや,既にその狭い電車に乗って,その他一般車と思い込んでいるのか。
 博多の駅地下で入ったラーメン店にびっくり。両脇に衝立,正面にのれん。選挙の投票所の記入席のようになっている。カウンターは満席なのに,みな分断されている。注文も声を出さず,用紙に〇印を付けるシステム。物音一つしない。これって,少しも楽しくないし,おいしくない。
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2008年01月21日

明日の僕

08.1.20-1.jpg  新幹線が岡山にさしかかり,「雪のため減速して走行します。」のアナウンスにビックリ。温暖の地との記憶しかない岡山から広島にかけて雪ではないか。昨日は,何本かの特急を乗り継いで長兄の見舞いに行った。二周りも歳が離れているから,ほとんど交流がないが,病状の悪化の知らせを受け,何十年ぶりかで会いに行く。
 やせ細り,手を握り返すのみで,僕が見舞いに来たかも分からぬ様子。昔から顔が似ていると言われていたが,間違いなく明日の僕がそこに横たわっていた。老いさらばえてしまって,今生との別れを目前にした僕がいた。再度,訪れなければならない日も遠くないだろう。
 ホームの売店で藤本義一著の『歎異抄に学ぶ人生の智恵』なる文庫本を見つけ,時間つぶしのツモリで求める。藤本義一が『歎異抄』をどう解釈するか興味を持って読みかけたが,予想とは大違い。
 これは藤本氏の自伝ではないか。11PMや流行作家というか脚本家とのイメージを吹き飛ばす告白本だった。苦い思いで人生を駆け抜けた氏の現在の心境が達意の文章で語られている。宗門関係者のいわゆる教学の書ではないこと,そして,歎異抄のひとつひとつの文章に自らの人生を重ねる,この姿勢を新鮮に感銘した。タイトルは販売の観点で付けられるのだろうが,僕だったら『歎異抄に学ぶ私の人生』とするけど。
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2008年01月19日

新年会

08.1.17-3.jpg  昼食が新年会となるある会合に出席。ここでもムロン新参者だが,敦賀に住むようになって,僧侶とか門徒の組織を離れた団体とのつきあいは,これ一つ。
 ついつい,自分の仲間内とだけの付き合いを離れて,別世界(自分たちの語る中味が全く通用しない会合)の一員となることの意味を思う。
 現職時代は好む好まぬ以前に,各種の会合に出ざるを得なかったが,今は自分の気に入った仲間としか飲むことばかりとなった。むろん法要の場では,そうとは限らぬが上座に座って,それなりに法要の延長として僧侶の扱いを受ける。
 しかし,ここでは,一会員として,「自分は何をしにこの会合に出席しているのか。」を思う。身のおき所のないところに身をおく。決してムダとは思わないが。
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2008年01月17日

寒う!

08.1.17-2.jpg  ようやくと言うべきか,今朝から雪。それにしても寒い。「今年も暖冬か。」があいさつ言葉だったが,やはり北陸の冬到来です。
 電話がかかる。「日帰り温泉に行かんか。」との誘い。「うん。初七日のお勤め済んだら行きましょう。」と約束する。
 こんな日は温泉に限るなあ。
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2008年01月15日

夢を砕く

07.1.13.jpg  この公民館で少しおしゃべりしたことを書くつもりだった。が,突然,前の総代の訃報が入って,とたんに何も考えられなくなってしまった。随分御世話になった方だ。それからは活字を読んでも文字が脳みそに届かなくなってしまう。
 住職になって満2年。たった20戸の同行なのに,5回目の葬儀。これって異常に多過ぎ。それだけ高齢化の過疎地だということなのか。何だか怒りみたいな感情に襲われる。
 そして,亡き人,遺族の心情に身を添わせること,とも思ったけれど,そうはならない。だから通夜説教も空々しくなる。もっともらしく話す術が身についてしまっている。
 還骨法要の準備をしなくちゃ。ストーブを点けて本堂を暖めてお待ちしよう。
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2008年01月11日

あなたに会えて

08.1.10-2.jpg  先日来,録画した「のだめSP]を繰り返し見ているが,「出会ってからイイこと尽くし。」というセリフにぎょっとなる。主人公のライバルが自分の彼女を評していう言葉。そして,主人公も,同じように「のだめ」との出会いを「出会ってからイイこと尽くし。」と思う。
 出会えたことの感謝の言葉だし,今ある自分を「おかげ」と感じる言葉だ。
 少年院で「先生のお陰で,僕は立ち直ろうと思えた。」という感謝の言葉を何度か聞いた。そのとき,正しく立ち上がろうとしている自分を好きになったという告白だった。その美しい涙を見せてもらいました。
 真宗の僧侶となって,「おかげ様」を使いすぎている。そう言わなくて,具体的に「あなたに会えてよかった。」の方が切実な実感だ。雄雄しく立ち向かう者,自分のことを引き受けられる者,自分のことが好きな人に与えられるビックプレゼント。
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2008年01月10日

心の工夫

08.1.8-2.jpg  20年前,金沢に勤務して覚えたタラの白子。そういえば白子のてんぷらもおいしかったなあ。こういう高級食材を平気で買い,そして食べる日常。
 昨日,ある方と話をしていたら,「借金のおかげで元気をもらっている。目標が出来た。」との言葉にあう。僕は,与えられた年金の少ない額をどう算段するか,という悩みだ。後ろ向きで,それが不安でしかない。
 僧は本来無一物のはず。贅沢に慣れ,ゼニにまみれて思考する体質なんとかならんか。
 「心の工夫」レベルでしか聞いていないから,生きる力にならない。
 目の前にある課題に,キチンと向き合えない。
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2008年01月09日

水ようかん

08.1.8-1.jpg  門徒さんから水ようかんをいただく。「えっ!今ごろ水ようかん?」「水ようかんって,冬のもんやろ。」「夏やろ。」「何いっている。冬のお菓子や。」
 信じがたいが,ここ福井では,水ようかんは間違いなく冬のお菓子なのだ。それが常識なのだ。コタツに入って水ようかん。これって結構食べられる。のどを冷たいようかんが通過するときの心地よさがある。
 コタツにもぐり込んで,テレビ見る。それって知らぬ間に,何時間も時が過ぎて行く。
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2008年01月08日

病は「苦」

08.1.7-1.jpg  (夜の敦賀駅前)
 病を得るのは,ムロン,「苦」に違いない。でも,ひたむきにその病とたたかう姿は神々しい。そして,懸命に看病する姿にも,ただただ頭が下がる。
 しかし,そこから派生する嘆き,不安,疲れ,比較,エゴ,そして金銭面の悩み。実は,こっちの方が間違いなく「苦」なのだ。「できるだけのことはする。」と言いながら,自分の身を守ることを優先する。いやそれは「苦」ではなく,餓鬼道なのだ。「苦」に向き合えない生き様なのだ。
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2008年01月07日

私の人生

08.1.6-1.jpg  昨日で,各門徒宅のお内仏参り(門徒報恩講)を終える。
 それぞれのお宅にお邪魔して正信偈・念仏・和讃にお文を拝読してきた。2年目なのだけれど,結構,お文のありかの分からないお内仏も多かった。前住は,すっと,引き出しを空けるなどして難なく取り出されていたという。
 一緒にお勤めしながら,それぞれの方の人生が「わたしの人生」というニュアンスよりも,はからずも結果として先祖からのお内仏を守ってきている人生という感じもした。人生って,自分の思いどおり選んで来たものではなく,与えられた人生を歩むものだなあと思ってしまう。与えられた人生をたくましく生き抜いているすごさみたいなものを感じてしまう。
 あるお宅で,御文箱の底に何やら和とじの本がある。開いてみると「明治2年 仏恩報謝のために写す。」とある。そのお宅の先祖がお文を書写されたものだった。
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2008年01月06日

友を恋う

08.1.5-2.jpg  先日夜遅く,電話がかかる。前の職場の職員だ。年賀状の代わりに電話したという。結構酔っ払って「これまでの歴代のうちで,インチョウが一番好きでした。」という。こっちも気に入ったドラマにはまっていた最中だったから,「お前みたいなジジイに言われても嬉しくない。若い娘なら別だけど。」と言って電話を切る。
 草々に切った電話なのだけれど,その言葉がよみがえる。人は応援団があるということがこの上ない元気のもとなのだ。いや,僕にとっては,そうなのだ。はまって見ていたドラマもその友人たちの存在が大きくクローズアップされていた。
 友人のエールは,時に「傷口に塩」なのだけれど,そういう風に気にかけてもらえることって,とっても大きな宝物なのだ。
 今日で,門徒報恩講が終わった。それぞのお宅にお邪魔してお内仏にお参りする機会は,この正月しかない。その途中で,20年前の仏青(仏教青年会)の仲間からの電話もいただく。「あたたかくなったら会いましょう。」という。
 
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2008年01月05日

空回り

nanten.jpg  いわゆる正月参り(門徒報恩講)4日目。おかげで今年は膝の痛みに悩まされることもない。どのお宅も仏間をストーブで温めて待っていてくださる。有り難い。
 お勤めをして,その後少しお話を。今年は「仏法が廃ってしまった今」みたいな話になってしまう。さすが頭の悪い僕でも,それって一体何?と気づく。お勤めして,もう終わりかと思われているところで唐突にそんな話をする。その欺瞞性に今ごろになって気づく。声張り上げてお勤めを終わる。お茶やお布施で立ち上がろうとする門徒さんの前でおしゃべり。やっていることと言うこと違うではないか。
 歓待を受けながら,心のどこかで敗残兵のような気分になっている。風呂に入って焼酎飲んで寝る。
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2008年01月04日

荒れる正月

08.1.1.-5.jpg  テレビのアナウンサーが「おだやかな三が日」と言うのにビックリ。けれどここは,毎日,雨,風,雪とめぐるましく天気が変わる。特に夜中の雷に驚かされる。よくもまあこんなに違うのか。そうか世間は「おだやかな正月」なのか。
 特に元旦はひどかった。この写真,修正会直前には除雪に汗を流した。この雪も雨に流されてしまって,今はない。散髪直後と言うこともあるけれど,このところ,朝,頭のあたりに冷たい風が吹いて目を覚ます。
 今朝の新聞を見て,あちこちスポーツ記事ばかりで読むところがない。自分の関心が世間の関心事と離れてしまったのか。
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2008年01月03日

ゆず風呂

08.1.3-1.jpg  年末,門徒さんから巨大な柚子をいただいた。「どうしたらいいの?」に,「風呂にドボンと入れるんや。」と言われ機会を待っていた。というより正月に実行しようと考えていた。小さく見える二つが普通の柚子。何だか肌がツルツルしたような気がする。
 2日から「正月参り」と称する門徒報恩講で一日に5軒程度を回っている。
 正信偈,念仏・和讃にお文で,せいぜい30分程度なのだが,最後の家になると足が特に膝が痛くなる。そこで,ゆず風呂に飛び込む。
 それにしても,正月の大切な時間を,割いて待っていてくださることを有り難いと思う。お文は5帖第一通。いわゆる末代無智のお文。現代のような仏法が死んでしまった(?)ような今,これをどういただくか。僕の課題なのだ。明日は,6軒だ。明日が僕にとって正月参りの山場だと思う。
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2008年01月02日

新年スタート

08.1.1-6.jpg  元旦にして初めての降雪。最初の仕事が除雪作業でした。修正会に備えて衣に着替えてからも降り続け,裾が濡れてしまう。最初に参詣に来た責役に山門の屋根から雪が落ちたのを始末してもらう。悪天候の中だったけれども,それでも何人かのお参りをいただきました。
 写真は修正会終わって,後片付けの後の懇親の図。何をしゃべったか覚えていないけれど,楽しく歓談していただきました。
 今日から正月参り(門徒報恩講)だ。この天気では長靴にコートの重装備で回らなければ。
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2008年01月01日

謹賀新年

08.1.1-2.jpg  天気予報は雪となっていますが,まだまだ積もる気配のないままと思いきや,起きてみると,初めて積雪の朝が明けました。
 今日は,修正会。入寺して3回目の正月です。いつもいつも,門徒さん方に支えられ,笑顔をいただいて今日を迎えました。今日の修正会ではお文のかわりに歎異抄第二章を拝読しようと思っています。今ある自分をなぜか受け入れられず,何か特別のものを追い求めているような自分を仕切り直しするために。今月の寺報の説明を兼ねて,お話しようと思っています。後ろ向きな雰囲気と思われるかもしれないけれど,実はそうではない。ここ一つをと思うのです。
 どうか今年もよろしくお願いします。
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